不登校から回復までの道のり

不登校生が回復するまでの4ステップを理解しよう。

学校に行かなくなった子どもに、不登校の理由を聞くとじつにさまざまです。
いじめ、友だちとのトラブル、先生との相性、がんばり過ぎなどなど。

 

でも、不登校の本当の理由は「学校に行きたくないから」です。
不登校は誰がなってもおかしくないと親や周りの大人が理解してあげましょう。

 

その上で子どもに対応してあげることが大事です。
その際に「回復までのステップ」を知っておくと助けになります。

 

不登校生がたどる回復までの道のりには共通する段階があります。

 

沈黙期 ⇒ 爆発期 ⇒ 言語化期 ⇒ 信頼期 ⇒ 回復

 

もちろん、ひとりひとり回復のペースは違っています。
しかし、基本にあるのがこの4つのステップを踏むことです。

 

それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。

 

第1ステップ―沈黙期
学校を休みがちになります。朝起きるのが遅くなったり、
起きてもグズグズして登校の準備を渋ります。

 

「お腹が痛い」「頭が痛い」など体の不調を訴えます。
本人にしかわからない症状を訴えるケースが多いです。

 

この段階は学校に行きたくない理由を言葉ではっきり伝えません。
まだ本人にもはっきりわからないので言語化できないのです。

 

この段階の親の対応―
無理に学校に行かせようとしないでください。
叱ったり突き放すようなことは言わない方がいいでしょう。

 

本人に寄り添うことが大事です。
無理に理由を聞き出そうと質問攻めにしないこと。

 

頼りにしたい支援機関は、スクールカウンセラーや教育支援センター

 

第2ステップ―爆発期
不登校が定着してくると、甘えや怒りが噴出してきます。
今まで一人で我慢していた分が爆発するのです。

 

モノにあたったり、暴言を吐いたりすることもあります。
「お母さんのせいだ!」などと身近な人を責めたりもします。

 

または赤ちゃんに返ってしまったように甘える場合もあります。
どこへ行くにもお母さんの後を追うこともあります。

 

不登校になったことで自己肯定感が低くなり、
「こんな自分を本当に愛して受けとめてくれるのだろうか」
と心配になり、身近な大人を試すような行動をとるのです。

 

この段階の親の対応―
親は覚悟を決めてとことん付き合いましょう。
大きくなったのに甘えるのは異常だなどと思わないこと。

 

暴力が耐えられないほどだったら外に避難しましょう。
逃げるのではなく、子どもを責めないためです。

 

暴力は親が憎くてしているのではないので
もしけがをさせてしまったら、本人は余計に自分を責めてしまいます。

 

「どんなことをしていても親は私のことを愛してくれる」
こんな確信を求めての行動だと理解しましょう。

 

頼りにしたい支援機関は、スクールカウンセラーや教育支援センター

 

第3ステップ―言語化期
体の不調を訴えることは少なくなりますが、
まだまだ感情の起伏が激しい時期です。

 

この時期になると会話が成立するようになり、
学校に行かない理由なども少しずつ語り始めます。

 

この時期の親の対応―
ちょっとよくなったように見えますが焦らないこと。
「だいぶ良くなったじゃない、学校に行けそう?」などと言わない。

 

じっくりと子どもの言い分を聞いてあげましょう。
どんなことを言っても否定せず、親が受けとめることが肝要です。

 

第4ステップ―信頼期
親との会話が減ってくる時期です。
これは沈黙期に逆戻りしたのではなく親を信頼している証です。

 

あれこれ説明しなくても親はわかってくれているという
安心感が子どもの中に生まれます。

 

何でもかんでも甘えて話してくることはありませんが、
必要なことはきちんと言葉で伝えてきます。

 

「学校に行ってみようかな」と言い出すことも

 

この時期の親の対応―
子どもとの信頼関係が築けたのだと理解しましょう。
しっかり見守って必要なときはアドバイスをしてあげましょう。

 

異常が不登校生が回復までに踏む典型的な4つのステップです。
不登校になるまで我慢していた期間が長いほど回復までに時間がかかります。

 

また、ある時期が長い場合もあります。
子どもが今はどの段階なのかじっくり観察できるとよいでしょう。

 

回復までのステップを知っているだけで少し余裕ができますね。

 

 

 

 

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